【宇都宮市の中学受験】宇都宮大学附属中の中学受験~我が家の場合~Part7
息子との2週間(冬休み)の中学受験は時間との戦いの毎日でした。
4人家族(私と夫、小6の息子と年中の娘)で2階建ての家に住んでました。
1階にも2階にもテレビとトイレがありましたので1階は私と息子が占拠しました。
大晦日、元旦も正月番組を見るでもなく初詣に行くでもなく、息子は外出は完全にゼロで私も買い物などの最低限の外出のみでした。
息子は毎日8時頃に起床してすぐに朝食をとり休む間もなくすぐに勉強に取り掛かりました。
就寝は10時頃だったと思いますがそれより遅いこともありました。
毎日その日の学習予定を立ててそれをこなすべく時計を気にしながら勉強を進めていきました。
前日までの学習内容が暗記されているかのチェックは毎日欠かさずやり、もし抜けていればすぐに覚え直しをさせました。
「何分で復習できる?」「20分」
息子とのやり取りも必要最小限なものに自然となっていました。
息子は午後になると眠気を感じることもありましたがそんな時は
「すこし寝ていい?」
「何時に起こす?」
「1時間寝る」
あくまでも勉強の効率をあげるための仮眠。
真剣で怠ける様子、めんどくさがるという様子も一切なく短期集中型で「火さえつけばよく燃える」タイプの息子には、2週間の冬休みというのがプラスに働いたのかもしれません。
息子の時間を一切無駄にしない無駄にできないという学習態度に私は合格への可能性を感じてました。
冬休み中の息子は当たり前に毎日10時間以上勉強をしていました。
受験勉強の妨げになる冬休みの宿題は、字を変えて私が代わりにやろうかと息子に聞いたのですが
「字でバレるかもしれないし息抜きがわりにやるよ」と息子が全てこなしました。
過去問は覚えることを覚えないと取り組むことはできませんが、理科と社会の説明と暗記の量が膨大で、息子はもちろんですが私も洗濯とご飯の用意以外の全ての時間を息子の勉強にあてました。
私は説明のために喋りっぱなしの毎日でしたし、毎日の勉強は説明→覚える→チェック→説明→覚える→チェック、、、の繰り返しでした。
毎日次から次と理科と社会の新しい内容を進めながら、それまでに学習をしたことを覚えてるかのチェックも並行して行わなければなりません。
抜けているとなれば即覚え直しです。
息子が覚え作業をしている間は、私は次の学習に必要なことを効率よく進めるための準備をしました。
合格に向けて勉強、勉強、勉強の冬休みが終わり学校が始まりましたが、数日後には受験本番です。
息子は覚えるべきことが書いてあるノートなどを学校に持っていき休み時間も覚え作業をしていました。
「休み時間に勉強してると友達になんか言われたりするんじゃないの?」
「そんなこと言ってられないっしょ」
受験勉強をしている息子に言ったことは、合格した時のシミュレーション、落ちた時のシミュレーションをするようにということです。
・時間が足らず方程式の勉強ができなかったこと
・理科と社会の過去問が1度も時間内に終わらなかったこと
・過去問を解いた結果は決して良くなかったこと
それでも息子も私もやれることはやり切った2週間でした。
そして受験本番の日となりましたが
・取れる点数は1点も落とさない!
・理科と社会は時間内に終わらせる!
息子にこの2点を伝えて送り出しました。
【宇都宮市の中学受験】宇都宮大学附属中の中学受験~我が家の場合~Part6
私はまず冬休みの2週間でやるべきことを考えて対策を立てました。
【算数】
○息子は5年生まで怒鳴りながらも勉強はさせていたので算数は大きく問題はなかったのですが、入試対策として中学数学の方程式は教えたいと思っていました。
しかし2週間でやることが山ほどあり方程式まで時間が回らず、結局算数については受験対策はゼロでした。
過去問5年間では方程式の出題はされてなかったので時間が足りないし方程式の学習は省くことにしました。
しかし息子の年は方程式がしっかり出題されました。
★当時の附属中の算数は基本的なことを抑えておけば難問はそんなに出題されてませんでした。しかし近年はかなりの難問が多く出題されています。
【国語】
○ 敬語や言葉の成り立ち、ことわざなどの「言葉の決まり」の問題集(4年~6年)
→附属中の入試問題ではこの手の問題集は必要です。小学生も取り組みやすい問題集ですが大切なことは問題集を解くことではなく、問題集に取り組んだ結果入試問題で正解が書けるようになることです。
○漢字は入試に出る順タイプの問題集を一冊買って「特に出る」という部分に絞ってそこの部分は徹底的に仕上げましたがこれはオススメです。
こちらの塾に通う中学生にも高校受験用があるので勧めています。
→漢字は全然書けない息子でしたが午前、午後、夜にチェック、暗記、チェック、暗記、、、を毎日繰り返しましたが、これは入試でしっかり点数に結びつきました。
○長文読解は時間がなく、また2週間で点数につながることではないのでやりませんでした。
【理科】
○5年分の過去問から出題の頻度が高い順に学習をしました。
説明に時間をかけて問題集は要点のまとめ部分に絞りました。
→附属中の入試問題は理科と社会は問題数が多く時間との戦いです。
息子の頃は理科の入試問題は学校の授業で教わった内容を抑えておけば特に難問はなく、終わる終わらないが合否の鍵でした。
息子の場合、過去問で時間内に終わったことが1度もなく私は「終わらなかったら落ちるよ」と言い続けていました。
入学試験を終えた息子に開口一番に聞いたのは「理科と社会は時間内に終わった?」でした。
息子は全て解答できたと言いましたが理科、社会が時間内に終わったのは本番が初めてで、周りは「終わらなかった」という声がちらほらだったようです。
【社会】
○息子の中学受験では理科、社会共に旺文社出版の問題集を使いましたが、近年の宇大附属中の傾向に合わせて適した問題集を選びきちんとこなすといいと思います。
○歴史、地理、公民それぞれについて過去問から出題の頻度を整理して学習を進めました。
○歴史は言葉の暗記のみでなく時代の流れを理解させました、
○歴史問題における解答のキーワードは大切ですので息子に徹底的に覚えさせました。
出題者が望む解答をするということです。
○社会は細かいことまで大量に暗記しなければなりません。
時間もない中で大量の暗記はほんとに大変なことです。
暗記の助けになること―表にまとめる、図に書く、絵を描く、語呂合わせを作る、、、なんでもしました。
息子に暗記しなさいと丸投げするのではなく一緒に覚え作業に付き合い私自身も自ずと覚えてました。
ご飯を食べながらやちょっとした会話の中で暗記事項について質問をし答えられなければすぐ確認、そんな毎日でした。
★かなりの量の理科、社会の暗記に2週間という時間はかなりキツかったです。
しかし理科、社会は暗記だけでは対応できない部分もありますので、それらについても相当時間をかけて説明をしました。
中学入試対策として買っておいた参考書よりの問題集がその学習には役に立ちました。
【宇都宮市の中学受験】宇都宮大学附属中の中学受験~我が家の場合~Part5
2週間の中学受験のスタートです。
息子の願書滑り込みはギリギリでしたがセーフ!
残された2週間が学校のない冬休みというのは大きかったです。
あながち捨てたもんでもない、私は意気込んでましたが受験する本人との気持ちの温度差があっては合格するはずはありません。
「受けるからには受からせるよ」
願書を出すにあたって息子の意思確認はしっかりとしました。
受かったらラッキー!
もしかしたら受かるかも…
息子がそれくらいの気持ちで受験したいと言ってるのであれば私自身も望んでいた中学受験でしたが受けさせることはしなかったと思います。
「記念受験」と決めてかかっていないならとことんやれることをやって、「これで落ちたら悔いはない」と言えるところまでやる。
受験とはそういうものだと私は思います。
中学受験の場合、保護者様と受験する小学生との間の受験に対する気持ちの温度差を感じることが多いです。
息子の場合は24時間体制で勉強をみれますが、塾の生徒の場合は塾での時間より家庭学習の時間の方が圧倒的に多いわけです。
その家庭学習の時間を無駄にしてしまい、合格に向けた学習プランを何度も修正、学習内容を減らしていくということをせざるを得なかったりもしています。
中学受験、高校受験共にただ勉強をすればいいというものではありません。
受験をする生徒の学力状況、勉強に対する意欲、残された時間、そして入試問題の傾向、難易度などを合わせ考えねばならず、場合によっては学習内容を「省く」という選択もせざるを得ません。
受験する本人が取り組む姿勢を示さない学習内容に時間をかける時間的余裕がない場合もあります。
私は息子の受験にあたり、まず宇大附属中の過去問を全教科5年分を入手しその傾向を探り対策を立てました。
今年中学受験をした塾生に対しても同様な作業をしましたが、問題集を選ぶところまでにかかった時間は8時間でした。
大変な作業ですが必要なことです。
塾は中学受験の魔法の場所ではありません。
塾側は受験する生徒の状況に合わせて最適と思われる学習プランを立てる。
そして1番大切なことは受験する本人がどれだけそれについてくるかだと私は思います。
【宇都宮市の中学受験】宇都宮大学附属中の中学受験~我が家の場合~Part4
息子の驚きの発言に飛び上がるほど私が喜んだのは言うまでもありません。
しかし「なんで急に?どうした何があった?」です。
聞くとクラスの女子に馬鹿にされて悔しかったとのこと。
宇大附属中の中学受験で有名な宇都宮市の○○セミナーに通うクラスの女子に
「私は附属中の模擬試験でA判定だったけどあんたなんか取れるわけないよね」と言われたらしいのです。
その女子は宇大附属中を中学受験予定で○○セミナーに通っていました。
息子の驚き嬉しい発言は良かったのですが
「附属中って試験いつ??」
「願書ってもう締切った?」
確か祝日か日曜日でしたが急ぎ学校の担任の先生の自宅に連絡。
事の次第を話すと校長先生に連絡をしてくれました。
願書の締切日は息子の発言があった日の翌日と翌々日の2日。
息子の学校では翌日4人分の願書を出しに行く予定だったそうですが、息子の分だけ翌々日に出してくれるということになりました。
有難い先生方のご対応あってのギリギリセーフの中学受験復活でした。
次の日、朝一番で附属中に願書をもらいに行き記入。
息子は早退→写真撮り
先生方は内申書を一日で仕上げて下さりました。
そんなわけで5人の受験生の中でうちだけ受験番号が皆と繋がっておらずシークレットナンバーとなりました。
数日で冬休みに入り我が家の中学受験(2週間)がスタートしました。
「受けるからには半端なしで勉強してもらうよ」
「これで落ちたら悔いはないってところまでやる、ということでよろしいか?」
息子は「やる」と言いました。
【宇都宮市の中学受験】宇都宮大学附属中の中学受験~我が家の場合~Part3
我が家の中学受験(15年前)の続きです。
中学受験をずっと考えて勉強をみていましたが、息子が小学6年生になる前の春休みに中学受験を断念した我が家でした。
自宅で学習塾を営んでたため、それまで息子は毎日1人の生徒として塾で勉強をしてましたが、6年生に進級してからは塾にも来させることをせず、私は「勉強をしなさい」とも一切息子に言わないようになりました。
「勉強はめんどくさい」
「僕は勉強は嫌いなので中学校を卒業したら家を出ます」
などの発言を繰り返す息子に私自身が投げやりに近い感情にまでなってしまったというのが正直なところです。
もう好きにしなさい。
親だって1人の人間。
心の葛藤はありましたが、子供とはいえ自分とは違う人間です。
子供だから遠慮なく感情をぶつけることができるだけで、やはり人の気持ちを変えることは容易なことではありません。
怒鳴ることも相当エネルギーを要することです。
小学6年生になった息子は、4月から12月25日頃まで勉強らしい勉強はゼロという毎日を過ごしました。
宿題もやってなかったと思います。
それでも母親の私は息子の勉強に対して無関心なところにまで気持ちがいってしまっていました。
ところが6年生の冬休み直前のある日、突然息子から「附属中を受験したい」という驚きの発言。
それにより我が家の中学受験は復活することとなります。
information教室情報
栃木県宇都宮市越戸2丁目14-17 コーポアクツ1-D号室
開校時間:15:00~21:30
休校日:無し(お盆、年末年始もやっております)